2020年01月17日

創業20年、積み重ねた実績と信用

平成13年(2001年)、初期メンバー4名と
「UTK技術研究会」を発足し、大阪府の共同研究事業として
提起された「ため池等における新たな曝気技術の開発」の公募に応募
しました。
当時50社近い応募がありましたが、選定され、当時まだ未完成であった
「グラナ装置」を大阪府立食と緑の総合技術センター(当時名称)
からのアドバイスも受け、完成させせました。

翌平成14年(2001年)、大阪府が指定した、大阪府熊取町の
ため池(名称:長池オアシス)にて、6か月間の実証検証を受け、その
効果が大きく評価され、グラナ装置の完成が認証されました。
実証期間中は毎日放送テレビが密着取材し、事業終了後特集で
テレビ放映され、大阪府の評価講評の映像も流されました。

実証現場であった「ため池:長池オアシス」には、大阪府が
装置を買い入れ設置されました。
その後、本ため池は日本ため池100選に認定され、毎年多種類の蓮が
綺麗に咲きほころび、住民や観光客を楽しませております。
あれから20年が経過し、
長池オアシスの遊歩橋の架け替え工事が行われています。
グラナ装置は新たに改修された池に、再設置となります。

大阪府熊取町「長池オアシス」※写真の遊歩橋が架け替え
となり、改修工事中です。


DSC00146.JPG

DSC00331.JPG

DSC00137.JPG

導入後20年経過しても、メンテをしながら使用を継続していることが、
グラナ装置の技術の信頼と思っております。


平成17年には、国土交通省新技術活用システム「ネティス」にも認定登録
となり、着実に導入実績を積み重ねてきました。
現在では、日本国内では著名な庭園池や公園池、養殖生簀やダムまで、あらゆる
池に導入されており、中国やグアムやハワイの池等海外にも進出しております。

この導入実績もグラナ装置の信頼性を裏付けるものとなっておりますが、水質
汚濁や水質改善についての、「正しい科学的知識」を知って頂く事も重要な仕事
と考え「正しい知識」「正しい改善法」を朴訥に啓蒙してきたことも、大きな
成果であったと実感しております。

これからも、「正しい知識」「正しい改善法」を伝えていくとともに、
グラナ装置を富栄養化し、大きな水質障害となっている世界中の池に導入
できるよう努力していきます。


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「池のアオコ、藻類、悪臭の改善には」
<国交省「ネティス」登録技術>
UTK式微細気泡対流攪拌装置
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ホームページはこちら
http://www.utkgrana.com/

<お問い合わせは>
製造元:株式会社UTK
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2019年12月02日

お知らせ:弊社は薬剤、浄化剤、微生物剤は扱いません。

テレビで池の浄化について放映されると、弊社に
その製品の取り扱いについてのお問合せを頂きます。

今までお問い合わせを頂いたものは、「納豆菌」
「EM菌」「バクチャー」等の微生物剤や浄化剤と
いわれるものが大半です。
しかし、弊社ではそのような製品は一切扱っていません。


それらについては、過去に何度か、私自身が見聞したり
使用した方の感想を基にした見解を記載してまいりました。

テレビで放映される内容は基本的に、透明度です。
緑色や茶色に濁った池が「白い粉」又は「液体」を
入れる事で、透明な水になる、といった内容です。

さて、なぜ透明度が悪くなるのでしょう?
私の経験上、主に下記の3つが原因となります。

@水質の「富栄養化」の原因となる植物プランクトンの
 増殖による着色(緑色)

A地下水等の流入水の水質に鉄分やマンガン成分が多ため
 の着色(褐色や黒色)

B池を構成する土壌(土や粘土質)による着色(白濁や茶色)


その他、ヘドロの多い池に鯉等の大型魚類多く居ると、泳ぐ
力でヘドロの巻き上げられ濁ったり、強い降雨時にヘドロの巻き
上げで濁ったりします。


つまり、その原因により対処法が相違する事は当然のことです。
どのような透明度阻害も、何か「白い粉」を入れたら一気に解決する
ということは科学的にあり得ません。

ただ、薬剤の凝集剤は、水中の無機物(粘土質等)・有機物(藻類等)
に関わらず、凝集(固めて)水面に浮上されるか、池底に沈降させる
ため、一過的には透明度を上げる効果はあります(一時的)が、その
凝集した物質を「除去」しなければ、逆に汚濁を増幅することにもな
ります。尚、納豆菌の凝集剤もテレビで放映されています。
とわ言え、一過的でも透明度が上がることは、科学的には理解されます。

また、塩素等の殺菌剤も植物プランクトンを殺藻、殺菌するため、
薬効があるうちは一時的に透明度は高い状態を作ることができます。
これも科学的に理解されます。
とわ言え、薬剤は環境や生態系に悪影響を与えたり、施設を劣化
させるため、一過的な透明度を作るための使用では意味がなく、
現在は殆ど使用されません。
※主にプールや浴場施設の大腸菌やレジオネラ菌の滅菌等には使用
 されています。

薬剤でない、その他の「浄化剤」や「微生物剤」といわれるもの
は透明度を上げるどのよう科学的根拠があるのでしょうか?
科学的な根拠があったとしても、実際使用して効果があることは
また別の問題です。
※人間のサプリメントと同様です。薬剤とは相違します。


自然の水は様々な外的要因や人的要因で汚濁します。
弊社は科学的な根拠と実践的な証明、そして経験値から、
その池に適合するアドバイスをし、安全で安定的な水質維持を
基本としたご提案を致しております。


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2019年10月25日

グラナは小規模庭園池からダムまでの実績

テレビで池の浄化等の話題の放映があると、弊社にも多くのお問い合わせ
を頂きます。
その時に必ずお話させて頂く事は下記に点です。

池の水質は、人的要因や周辺環境、気候変化等様々な要因により悪化、
汚濁します。
従って、何か一つ浄化措置をすれば解決する、といったことにはならず、
安定的に満足度の高い水質の維持には、「施設の適切な管理・改善」
と水質障害に適合する「正しい浄化法」の実施
により可能となるも
のと考えております。

たまにテレビで放映されるような、何か「白い粉」を入れてかき混ぜるだけで、
透明な水になるといった手法は、基本的に除草剤や凝集剤の「薬剤」
であり、一過的なものです。

なぜ、水質は汚濁するのか?、水質改善・保全の必須要件は何なのか?
基本的知識を持たなければ、常に無駄な労力とコストを使いうだけとなってしま
します。
そこで、当社としては科学的見地と経験則を前提に、適切なアドバイスと
グラナ装置の効果的な使用により、安全で安定的な池の水質保全システムを
確率することを基本としご提案させて頂いております。

池は100あれば100通りの規模形状、水質環境、周辺環境があります。
そして、その中で起こる水質障害も様々相違ます。
弊社は対象池の水質障害とともに、池の所有者や管理者様のご意向をお聞きし、
管理を含めた提案をしてまいりました。
結果、グラナ装置は「個人的な庭園池」から「ダム」まであらゆる水域に導入
され公的、または第三者機関、そして導入先からの評価を得ています。

まずはお気軽にメールや御電話にてご相談をお願い致します。

導入事例
<最小池・京都市内個人邸宅庭園池:水量約2t>
DSC01378.JPG

<京都府長岡京市「天満宮八条が池池」:水量約14,000t>
DSCN7669.JPG

<最大池・狭山池ダム:水量約180万t>
IMGP7765.JPG

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2019年08月20日

これがアオコ。そしてグラナ装置の効果。

契約上の守秘義務の為、場所等は公開できませんが、
アオコの解消・抑制対策でグラナ装置を設置しました。
日本国内の湖(面積13万u・水量約85万t)ですが、
最もアオコが発生する湾状水域への導入です。

当日も早朝より猛暑の為、アオコが水面に発生し始め
装置設置の頃は水域はアオコで覆われる状態となりました。

<設置準備をしている際のアオコの発生状態>
DSC00009.JPG

<旗印は装置の底置き設置地点>
DSC00011.JPG

<時間とともにアオコが水面全体を覆うようになる>
DSCN5252.JPG

<今回の装置:グラナKT-W型機及びブロワ装置と設置台>
DSCN5230.JPG

<設置作業>
DSCN5243.JPG

<設置完了:装置稼働・微細気泡放出 稼働後5分>
周囲のアオコから解消
DSCN5255.JPG

<稼働30分後:アオコは大幅に減少>
DSCN5267.JPG


<稼働1時間後:アオコは浅瀬に残存するが一層減少>
DSCN5266.JPG

一般的にマスコミも含め、水が緑色になると「アオコ」という表現をしますが、
水が緑色になるのは基本的には「植物プランクトン」の色です。
これは自然の摂理ですから、ある程度は仕方ありませんし、問題もありません。
ただ、水質の「富栄養化」が進み、水質が薄緑色から極端な真緑色になった
場合は問題があります。
そして、このようなアオコが水面を覆う場合は最悪であり、アオコの中には
肝臓毒を持つ種類もあり、公衆衛生上危険な物質となります。また、カビ臭
などの悪臭発生もあり、改善措置は必須となります。


<これが水面に浮遊するアオコです・植物プランクトンではありません>
DSC00058.JPG


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2019年07月11日

隅田川で魚が酸欠大量死

例年この時期から、川や池での魚の大量死の報道が
流れます。
先日も墨田川で3000匹が大量死し、原因は酸欠
とのことでした。
<新聞報道での写真>
写真.jpg

魚のへい死、大量死の最も大きな原因は、酸欠死と病気発生死です。
しかし、病原菌発生も「酸欠」が大きな要因となりますから、魚にとっても
水質改善に関しても、「水質の酸欠」改善が最も重要であり、必須要件
であることは、言うまでもありません。
私は個人的には認めませんが「微生物剤」や「薬剤」使用も2次的な
ことであり、この「水質の酸欠」を改善、予防しない限り、水質改善
はできません。
これは、科学的にも常識的なことです。

昔からそのための改善に、「曝気法」という方法がありますが、
具体的には「噴水」や「攪拌装置」「エアレーション」です。
しかし、昨今の温暖化による長期的な高温や慢性的な「強い富栄養化」
水質には、殆ど効果が追い付かないのが現状です。

グラナ装置は効果的、効率的に水質の貧酸素化(酸欠)を改善し、
滞留する池の水に対流・回流をつくり水質を活性化します。
これにより水質を改善し、魚類にも最良な生存環境を作ります。

DSCN2398.JPG

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2019年06月10日

池の水質対策は、梅雨明け前が最良

全国的に梅雨入りが始まりました。
今年は4月中旬から気温が高く、降雨量が少なかった
ため、池の水質障害の発生も早く表れたように思います。

池の大小にもよりますが、水質障害の主なものは下記3点です。

@透明度阻害(水質が真緑色に着色し色鯉も見えない状態)
DSCN5787.JPG

Aアオコ・藻類(アオミドロ等)の増殖・水面浮遊
IMGP4928.jpg

IMGP1560.JPG

B魚のへい死や悪臭
コイ.jpg

このような状態になる原因は、弊社ホームページにも詳細記載していますが、
季節や気象にも大きく影響されます。

梅雨の雨は、水の入れ回交換作用があるため、一過的には水質浄化効果
がありますが、実質は周囲から雨水とともに多くの有機物が池に入水す
るため、水質を一層「富栄養化」するのが実態です。

それでも降雨は、水温も低下させるため、見た目は大きな問題がありま
せん。
問題は梅雨明けに一気に気温(水温)が上昇するときです。
植物プランクトンは爆発的に増殖し、水質を真緑色に着色します。
浅い池は、アオミドロが増殖し水面浮遊し最悪は水面を覆います。
また、深い池はアオコが発生し、水面を青いペンキや粉のように
浮遊するようになります。
そして、そのような水質となると、悪臭が発生し、魚もへい死する
ことにもなります。

最悪の状態から、改善するにはやはり時間を要します。
水質が悪く、改善対策を実施するのであれば、梅雨明け前が
最善です。

<グナラ装置からの微細気泡とそれに集まる錦鯉>
DSCN2398.JPG
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2019年04月16日

嬉しい評価 その2

前回は昨年グラナ装置を設置した、水深が浅く、面積が広い特徴の
川口市の「歴史自然公園 池」の、アオミドロ発生抑制効果を記載
しました。
(水深平均50cm・面積約8,000u・水量約4,000t)
DSC02151.JPG

今回は同じく昨年設置した水深が深く水量の大きい
伊豆大島の「農業用貯水池」の評価がありました。
(最大水深6m:水量約7万トン)
DSC01967.JPG

長年水質調査をしているコンサル社の担当の方より、導入前と導入後では
PH・COD・DO・全窒素・臭気が特に大幅に改善
されたとの報告
を頂きました。

弊社ホームページに既に公的評価や第三者評価を受けた効果内容を
10例以上公表していますが、改めて今回のように水深の浅い池から
水量の多い深い池まで、どのような池でも効果があることの
評価が示されたことは、技術の信頼を深めたと思っております。

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2019年03月27日

嬉しい評価:川口市「赤川歴史自然公園 池」

新設公園として川口市が造成、造築しておりました「赤川歴史自然公園」
の池に、昨年1月グラナ装置を設置し、本格的な装置稼働は3月からして
おりました。この度初めての保守点検を実施しました。
昨年4月に開園しておりますが、広い公園はまだ造成中です。

グラナ導入前の池を中心とした造成中の撮影写真
<池の内容:約8000u・水深約50cm平均・水量約4000t>
DSC01783.JPG

元々ある池を改修し、公園の中心としていますが、池の内容が上記のように
面積が広く、水深が浅いため、下記写真のように通年アオミドロが増殖し水面浮遊
していました(特に夏季は水面を広く覆う状態となっていた)。
DSC01779.JPG

DSC01780.JPG

グラナ装置は池の形状に合わせ、全体に対流・回流が起きるよう設置
<導入機種:KT-U型ユニット・数量:5ユニット>
●1年後の本年3月19日の池を中心とした撮影写真
DSCN4287.JPG

<稼働中のグラナ装置>
DSC02157.JPG

DSCN4121.JPG

DSCN4124.JPG

ご覧のように、池全体にアオミドロの発生や水面浮遊はありません。
保守点検に立ち会われた、川口市の担当の方や、設置時の元受け会社の
担当の方にも、この1年の水質の状態をお聞きしましたが、問題となって
いた、アオミドロはほとんど発生はなく、通年良好な水質、景観を維持
した、との評価を頂きました。
尚、隣接する同等の池がありますが、この池はグラナ装置は設置していま
せんが例年通りアオミドロで水面が覆われた、とのことでした。
つまり、グラナ装置がある池と、ない池の差がはっきりと表れた状態です。

問題となる水質障害が解決されたことは、最大の評価であり大変うれしく
思った次第です。
また一つグラナ装置の信頼が重ねられました。


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2019年03月08日

水温上昇期、水質対策は今が大事

今年はやはり暖冬であり、大阪も大きな寒の戻りもなく
春を迎えています。

気温上昇は、そのまま水温上となり、植物プランクトンの
増殖も活発化していきます。

また、冬季は錦鯉等への餌も止めますが、3月からは再開
する池が多いのではないでしょうか。
すると、池の富栄養化が強くなっていきます。

池の水質の富栄養化、水温上昇、直射日光が、植物プランクトン
や藻類の増殖を促進します。
魚にとっては、餌となる苔や藻類の発生もありますので、悪い事ではなく
自然の摂理として水質が緑色になるのは当たり前との認識が大事です。
従って、あまり透明度にこだわりすぎると、効果には影響しない
「ろ過装置」「微生物剤」「浄化剤」等、様々使用し無駄なコストを
支出してしまいます。
ただ、水質が真緑色になり、色鯉が全く見えない状態は水質障害ですので、
改善措置が必要です。

ただ、どのような水質浄化方法を実施しても、その一つで、透明度が
水道水のようになり、それが継続する、ということはあり得ません。
満足度の高い水質を継続的に保つには、水質の基本的な科学的知識
を知り、「希望する改善に適合する浄化措置」と「適切な池の管理」の
両面実施から成し得るものです。

弊社は「水の知識」を理解いただき、「適合する浄化措置」と
「適切な池の管理」、そして実際の効果を示し、ご提案いたしておます。


※水が富栄養化で浅く(水深1m以下)、水の流れが弱いコンクリート池は
水温上昇とともに下記のような水質障害が発生します。


<真緑色の水質となり色鯉も見えない状態:京都市内邸宅池>
2014051902.jpg
<グラナ装置導入と適切管理で改善>
DSC01377.JPG

<アオミドロ(藻類)増殖水面浮遊:京都府長岡天満宮>
IMAGE03.jpg
<グラナ装置導入と適切管理で改善>
DSC00289.JPG

水質対策は水温が上昇し、大きな水質障害が起きる前の実施が重要です。
お問い合わせいただければ、懇切丁寧にご説明させていただきます。


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2019年01月29日

京都 有名ホテルの庭園池

このホテルは京都でも歴史のある名ホテルです。
素晴らしい日本庭園内に茶室と池があります。
この写真を見てどこのホテルかわかる方もいらっしゃる
事と思います。
<日本庭園内池・水量約500t・約水深120cm平均>
DSC02104.JPG

この池にグラナ装置が3年前に導入されました。池の浄化措置は
循環とグラナ装置のみです。
DSCN3669.JPG
写真は昨年11月2日の保守点検実施日です。

導入前は鯉の姿もあまり見えない状態でした。グラナ導入後3年経過ですが、
夏場は多少透明度は悪化するものの、水質は良好な状態を維持しているとの事
で、当日も池底120cmにいる鯉がはっきりと見える最良の状態でした。

このように3年間最良な水質状態を維持することは、グラナ装置の要因は
大きいですが、それだけではありません。やはりホテル側の適切な管理
も大きく貢献しています。
弊社は、それぞれ形状も環境も相違する池に対し、適切な管理アドバイスもし、
グラナ装置を使用していただきます。

どのような浄化法も「それだけすれば最良の水質が保たれる」ということは
ありません。もしそのようなことを謳う浄化製品があるとすれば「うそ」
です。
水質障害に適合する「効果的な浄化法の実施」と「適切な管理」があって
満足度の高い水質が維持されるのです。
弊社はグラナ装置の設置を提案する際は、必ず管理アドバイスも致します。

弊社がそして「グラナ装置」が長くご愛顧を頂いているのは、その事業スタンス
が指示されているものと考えます。
DSCN3675.JPG

DSC02098.JPG

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2019年01月17日

技術と実績そして業務の信頼で17年

平成15年1月10日が株式会社UTKの設立日であり、17年を迎える
こととなりました。
当時の日本の株価は7,000円代と未曾有の経済不況の中、周囲からは最も難
しいといわれた環境事業(水質浄化)での新規事業は不可能と思われておりま
した。
しかし、開発の「グラナ装置」1製品で今日まで事業継続してきました。
そして、今年の初出荷は京都市内の公的施設でした。これも積み重ねた技術と
実績の評価と事業への信頼からと思っております。

本年も水質改善保全への適切なアドバイスとグラナ装置の稼働により、ユーザー
の期待に応える仕事を邁進して参ります。
本年も宜しくお願い致します。

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2018年10月02日

大阪市「太閤園 日本庭園池への設置」

太閤園は関西の経済界人であった藤田傳三郎男爵の邸宅を前身とするもので
100年の歴史があり、8,000坪の敷地に回遊庭園が造られています。
また平成20(2008)年にはサミット財務大臣会合の晩餐会会場に選ばれ
ております。
<太閤園全体図>
DSCN2607.JPG

DSCN2587.JPG

素晴らしい庭園であり、毎年ホタルも自然発生し、鑑賞会が行われています。
淀川の水を流入させ、浄化対策がなされていますが、水深が浅く流れが
弱いため、夏場に「アオミドロ」が増殖し水面を覆う水質障害が発生して
ました。
<5月調査時写真>
<浅い岸際からアオミドロが増殖し始めている>
DSCN2580.JPG
<池底の藻類>
DSCN2583.JPG

やはり人工池(基本はコンクリート石組み)のため、水抜き清掃
や流れを妨げる敷石の除去等の後、池の水深や面積に合わせ、
mini型・1型・U型の3機種の設置となりました。
<3機種の設置前>
DSC02073.JPG

<設置後の稼働状態>
1.mini型
DSC02080.JPG
2.1型
DSC02089.JPG
3.2型
DSC02088.JPG

設置前は、生臭さがある臭気がありましたが改善され、空気感が変わったとの
感想がありました。
また、アオミドロ発生は抑制されており、透明度も含改善されましたが、
これは、装置だけの要因ではなく、適正な管理をされていることも重要
です。
<導入前と導入後の比較>
両日とも雨模様のため、写真では見づらいですが、水質は変化し
透明度が増しています。
<導入前>
DSC02070.JPG
<導入後8日>
DSC02087.JPG

今年は猛暑が続き、水深の浅い池で「アオミドロ増殖」で問題を抱えている池が
多くありました。
グラナ装置を導入したからと言って、藻類や植物プランクトを全く発生させない
事はできません。自然の摂理には従い、水質環境をバランスよく保ち、自然浄化
するのがグラナ装置の役目です。
グラナ装置と適切な管理で、来年度は「アオミドロ増殖」や「臭気」の発生は
解消されると判断されます。

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2018年07月04日

長く使われることが信頼

世の中には様々な、技術、製品、商品があります。
そして、それらの信頼性や価値は、一過的なものか、長く利用、使用
されているかで判断されるものと考えます。

現在まで、池の浄化、水質浄化の製品や技術は様々市場に出ては消え
てきました。

池の水質は様々な外的要因(人的・気候的・周辺環境的)にも大きく影響される
事も考慮し、水辺の環境を維持しながら、如何に安全に、安定的に、そして効果
的に改善や保全が可能かが重要と考えます。

弊社はグラナ装置を開発、事業化し16年となりますが、創業当時に導入した
装置が、保守のコスト掛けながら現在も稼働しています。

「過去にこのブログで公開していますが、何例かご紹介します」
●大阪府熊取町:平成15年3月導入
「長池オアシス:水量約2万トン・日本ため池100選認定」
DSC00343.JPG

●愛知県武豊町:平成15年8月導入
「鹿狩池公園:水量約3万トン」
IMGP1628.JPG

●京都府長岡京市:平成15年8月導入
「長岡天満宮:八条が池水量約2万トン・カキツバタ園池水量約1,000t」
DSC01580.JPG

DSC01466.JPG

●大阪府大東市:平成16年1月導入
「12号水路公園」
DSCN0991.JPG

●大阪府島本町:平成16年6月導入
「御所が池:水量約15,000t」
2.jpg

上記は一例です。
自宅の小規模池から公園池、ため池、水路、神社仏閣庭園池、養殖池、水耕栽培貯水用
ダム等あらゆる水域で使用されています。

このようにコストを掛けながらも、長くご使用いただいていることがグラナ装置
の信頼、効果の信頼と考えます。

「池のアオコ、藻類、悪臭の改善には」
<国交省「ネティス」登録技術>
UTK式微細気泡対流攪拌装置
水質・生物活性化装置「グラナ」
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2018年03月22日

グラナW型の設置:水量約6万トンの貯水池

伊豆大島の農業用貯水池(水量約6万トン)へ無事設置致しました。

対象貯水池は大島の田畑への利水目的に約15年前に造築されましたが、
水質の悪化と送水管の汚れにより高温期は悪臭等が発生し始め、東京都
と大島町の事業として採用されたものです。
導入機種はKT-W型 数量は2ユニットです。

<対象貯水池>
DSC01967.JPG

<グラナW型>
池を覆っている防水シートを棄損しないように、本体に車輪を装着し
ています。
DSC01971.JPG

<ブロワ装置KT-B3型>
DSC01979.bmp

<設置完了:試運転 1号機>
水深が6ⅿと比較的深いため、微細気泡が底のヘドロまで
届くよう、装置に傾斜をかけ稼働しています。
DSC01983.JPG

DSC01985.JPG

<設置完了:試運転 2号機>
DSC01991.JPG

DSC01988.JPG

大規模な土木事務所や重機の使用なしに、無事設置完了しました。
今後貯水池の水質は着実に保全される事となります。

<映像>


「池のアオコ、藻類、悪臭の改善には」
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2018年02月19日

グラナKT-U型:公園池への設置

4月開園予定の埼玉県川口市の(仮称)歴史自然公園の池に
設置致しました。
池の内容:面積約8,000u・水深約50p平均・水量約4,000t
装置機種:グラナKT-U型 5ユニット
施主:埼玉県川口市
<公園の中心に池がありますがまだ造成中です>
DSC01917.JPG

<設置前の納品検査終了>
DSC01914.JPG

<グラナKT-U型:水中設置前>
DSC01922.JPG

<5ユニット設置完了:稼働検査>
DSC01930.JPG

<夕闇がとても綺麗な公園です>
DSC01925.JPG

浅くて広い池のため、夏場はアオミドロが水面を覆い浮遊します。
そのような水質障害の改善目的で導入されました。
完成後は素晴らしい公園となると思われます。
川口市には、昨年別途水路にもグラナが導入されています。

※グラナ装置は官公庁管理の公園等にも多く導入されています。

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2017年12月25日

テレビ放映の水質浄化商品について

前回バクチャーニついて記載ましたが、その後詳しい方から
ご連絡を頂き、疑問点が解けました。
内容については予想範囲内ということでした。

かつてテレビ放映された「水質浄化」商品としては、「納豆菌」等
「微生物剤」の系統やバクチャーのように環境に悪影響はないが、
「内容は公開できないが安全な物質」的な「水質活性剤」のような
ものが主と思います。
それらの成分が「薬剤」や「化学物質」である、又はそれらが混入
している、ということは、絶対といっていいほど否定されています。

そして、テレビで流される画像はそれらの「粉末状の物質」を「真
緑色の水質」の池に入れると、一様に「透明な水質」になるもので
した。
「水の緑色」は何か?基本的に植物プランクトンです。

水質の「富栄養化」の度合いや水質環境により、その色が濃くなっ
たり、藻になったり、アオコになったりします。
度合いはあれど、「緑色の水」は自然の摂理です。
山間の谷川が透明なのは、貧栄養化で良質な山水が常に掛け流し的
に流れるからです。

つまり、平野部の川や池ではそのような良質の湧水の流入がない限り、
ある程度「緑色の水質」になるのが自然であり、「透明な水」は不自然
で、何らかの科学的な手法、技術的な手法により「人工的に作られた水」
以外にはあり得ません。


ちなみに、基本的な事ですが「透明な水」が「良い水」とは限りません。

プールの水は常に透明ですが、その透明度を維持するるために「塩素」
という酸化剤(殺菌剤)を常に大量に投入します。
プールで泳ぐと肌が荒れる、目が赤くなるといった症状がでるのは、
その為です。
大腸菌等の悪い菌を滅菌しますが、浄化菌等の良い菌も殺します。
その水質では、植物プランクトンの発生もしませんし魚類も住め
ません。

また、緑色の水の池に「凝集剤」を散布すると、植物プランクトンや藻類
その他の物質が固まり池底に沈降し透明な水になります(薬効が切れれば
元に戻ります)。
これは、一時透明に見せるだけの水であり、間もなく元に戻ります。
このような、科学的物質は様々あり、劇薬的なものもあります。
そのような物質を継続的に使用し、「透明な水」を作り、維持します。
ということです。

そのような中に、浄化剤のパッケージに記載した「成分」「分量」は
実際ものと相違しているものもあると聞いたことがあります。
全ての浄化剤や活性剤、微生物剤がそのようなものとは思いませんが、
1回だけの使用であれば、後々問題は残らないと思いますが、継続使用
であれば、5年後、10年後、20年後も大丈夫なのか、その点は十分に
考慮し、使用すべきと考えます。
ただ、継続投入しなければ水質浄化効果が薄れる、という意味が、既に
自然ではないのでは、と思います。

水質環境は力強い蘇生能力や、自浄能力があります。
その能力を発揮させる環境こそ重要なことです。
そして、その一番重要なものは水質内の「溶存酸素」です。
その「基本」は不変です。
それ以外に必要なものは、その環境に自然に備わります。


テレビ局は、ただセンセ−ショナルに、映像を流すのではなく、
基本知識と、放映する対象物の内容を十分把握し責任を持った
放送をすべきと思います。

<グラナ3型機の微細気泡放出>
DSCN9765.JPG

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2017年12月21日

テレビ放映のバクチャーについて

12月18日の「羽鳥真一モーニングショー」で水質浄化剤(活性剤?)
を謳う「バクチャー」という製品の放映をしていました。
以前からその存在は知っていましたが、テレビ放映されるのは初めてと思います。
おかげで、関係のない弊社にもその問い合わせが何件か来る次第でした。

池等の水質浄化製品に関するテレビ放映は、その都度このブログでも意見を
記載していますが、納豆菌に関するものでは「ポリグル凝集剤」や「エコバイオ
ブロック」、古くはEM菌等、常に画期的な発明で劇的な効果をテレビ放映され
ています。
放映から一定の年数が経過しましたが、現在日本の池や湖沼において、どれくら
い使用され、そのテレビ放映通りの劇的な効果を発揮、維持しているでしょう?
今はネット社会ですから、様々な情報を得ることが可能です。
大事なことは、過去に使用して、現在も継続使用しているか、効果が持続してい
かということです。
弊社には、実際に使用したからの声も直に聞いていますので実態は理解してい
ます。

今回の「バクチャー」という商品はテレビ放映の説明とネットからの説明では
過去の納豆菌やEM菌のような、浄化微生物剤ではなく、浄化微生物の「活性剤」
という謳いです。
ホームページにはこのように記載されています。
「環境中の有用微生物活性化の触媒、いわば善玉菌の起爆材のようなもの」

また、成分は
「多孔質火山礫を主原料とし、自然界に存在しない物質は使用していません」
としか記載がなく、企業秘密もあるでしょうが説明は曖昧で不明な点が多く
あります。
テレビでもはっきりと言っていましたが、浄化メカニズムや科学的浄化論拠
は解明はなされていない、とのことでした。

解説者も意見として「世の中には科学的に証明される前に、その効果が
知られることもあるので、問題ない」とした発言をしていました。
確かに世の生の全ての事象が科学的に解明されていないとは思いますが、
一方で、現代科学が進化したこの時代に、それを解明していない点に、疑問
を感じます。

科学的な点から疑問を呈すると製品紹介に記載された「善玉菌の起爆材のよう
なもの」というのは、善玉菌は浄化菌である好気性菌を示すと思われますが
好気性菌の活性化は、一番は水質内の溶存酸素であり、酸素には触れていません
ので、あるとすれば、その好気性菌の「餌」となるような養分成分しかありま
せん。

昔一時流行した、「炭」「セラミック」「火山灰ブロック」等はその多孔質構
造から微生物の養生場所として理論で販売されたものです。
ただ、それらも今では殆ど使用されているところはないと思われます。
「バクチャー」はその成分からこれらの枠に当てはまる浄化剤と思われました
が、違うようで、そうなると好気性菌の「餌」となるような役割の物質としか
思われません。

しかし、テレビや製品説明ではこの「バクチャー」という粉を池に入れるだけ
で水質が浄化(透明度が上がり綺麗に見える水になる)される、として水質の
「溶存酸素」には一切触れられる事はありませんでした。

「バクチャー」という製品が、安全性があり、その効果にそれだけで、持続性
や普遍的効果があるのなら素晴らしいと思いますが、生態系や食物連鎖そして
微生物等を語るのに「酸素」抜きでは科学的にあり得ないと判断します。

ここでも再三記載していますが、「水質の富栄養化」が「水質汚濁・水質障害」
の要因ですが、そこには浄化菌(好気性菌)が活動できなくなる、「水質の貧酸
素化(酸欠)」という現象が起きるからです。「バクチャー」という製品が
いかに優れていても、「水質の貧酸素化(酸欠)」を改善しない限り、浄化菌
は活性化せず、働きもしません。また酸欠の中では他の水生生物も活性化せず
生物循環に大きな支障がきたします。


「バクチャー」という製品が、酸欠を改善する装置、いわば弊社のグラナ装置
やその他の何らかの曝気装置と併用使用というなら、ある程度の理解はできま
すが、水質環境の基本的な科学的論拠を無視して、この製品のみ投入すれば
水質浄化できる、ということには疑問を呈さざるを得ません。
朝日放送も放映するなら、最低限の基本的知識は調べ、放映すべきと思います。

過去に放映されたそのような浄化法と同様に、劇的に水が透明になった場面を
映しますがその場だけの話題性だけでは、無責任と思いますが。

水質浄化は、何か一つこれをしたからできる、ということはありません。
私はプロの立場から必ず言うことは、
池の水質を安定的に満足度の高い水質にするには、「池や周辺環境の適切な
管理」と「水質汚濁に適合する浄化法」の両面の同時実施が必要である。
ということです。
また、私の仕事をする上での基本は下記です。
「理論なき実践は暴挙、実践なき理論は空虚」


グラナ装置は、水質浄化に必要な水質内の「溶存酸素」を効果的、効率的
に改善、維持するための装置であり、それにより、池内のあらゆる生物が
活性化し、持続的に自然な「良い水」に改善、維持することを目的としてい
ます。
そして、その技術は国土交通省「ネティス」に認定され登録されています。
DSCN6236.JPG

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2017年11月09日

「サンシャイン水族館」で魚の9割以上が突然死

自然池や川でも毎年何件か酸欠による魚の大量死の報道が出ます。

しかし、今回は水族館というその道のプロが管理する場所で大量の
酸欠死が発生したとのこと。
水族館や養殖生簀を経営、管理する立場の会社、担当者が最も注意
を払わなければならないことが、水質の貧酸素化(酸欠)です。
自然池はそれなりに川や湧き水等自然な流入があり、降雨等にもより
酸欠が解消されます。
しかし人工池はそのような気全機能がなかったり、不足するため、ため池や
公園池などでも、しばしば魚の酸欠死が発生します。
ましてや水族館や養殖生簀は人口的な狭い水域に多くの魚を入れるわけです
から、特に水質の酸素濃度の管理は必須要件です。

酸欠は徐々に魚が死ぬのではなく、この度のように短時間で一瞬で全滅
という現象となることが一般的です。
養殖生簀でもそうですが、特に餌やりのときに一気に酸欠になります。
従って、餌やりの際は通常より酸欠を注意しなければなりません。

また、貧酸素化は病原菌発生の環境も作ります。
つまり、水質の汚濁も魚類の病気発生も、大量死も全ての原因の元は
水質の貧酸素化(酸欠)です。
今回は「サンシャイン水族館」という、水質管理のプロでも犯したミス
です。
ましてや、一般的な池の管理者は日々の中で、中々管理できない点も
あると思います。
とにかく、水質改善も魚の生存も「潤沢な溶存酸素」の供給が基本であり
最重要な事と頭に置き管理願います。

グラナ装置はその為の装置です。

<グラナ装置の微細気泡と戯れて遊ぶ錦鯉>


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2017年09月21日

テレビ池の水全部抜く:その後に水質について

今年テレビ番組で人気企画となった「池の水全部抜く」の3回目が
過日放送され、また視聴率が高かったようです。

この番組の1回目は私も見て、その内容について、当ブログの1月16日
にて「池の汚濁と外来種繁殖の因果関係:テレビ放映より」と題して見解を
記載しています。

この番組の趣旨が、池の水抜きをして「池の水質改善」を図ろうという目的
かと思いましたが、実態は水を抜いたら「とんでもない生物が!}といった、
「ビックリ箱を開く」的な方向性が強い内容でした。

日本の池は大小を問わず、その多くが人工的な池(農業ため池・庭園池等)
ですから、常に綺麗な川の流入水があるわけではなく、「たまり水」状態と
なっています。
従って、水はほとんど「動かず」ヘドロは「大量堆積」そのうえに、
「外来生物」の大量生息。となれば、水質汚濁となるのが「自明の理」です。
これが、殆どの池の実態です。


この対策として、昔から「池干し」や「かいぼり」といって定期的に近隣が
総出で「池の水抜き」をして、池の魚とりや清掃をするのが、習わしとなっ
ていました。
本来はこれが、池の水質を保全する最大行事でした。

しかし、宅地が多くなり田畑が減少し、つれて農業人口が減少、高齢化等
で、「池の水抜き」ができなくなった池が大半となりました。
そのため、水質汚濁が慢性的となり、アオコや悪臭を放つ最悪の水質状態
となっているのです。
池の水は、人が正しく手を掛けず、放置すると悪化する一方となります。

同番組が1月に1回目に放映した池がその後水を戻し、3か月経過した
今年9月に状態を観察すると透明度があがり、カワセミが小魚を捕る光景が
目撃された、との番組報道がありました。


「池の水ぬき」をするということは、汚濁した水を「入れ替え」するという
ことと、同時に清掃やヘドロの天日干しをしますので、一時は透明度も上が
りますし、水質が改善するのは当たり前のことです。
問題はその状態がいつまで継続するか?なのです。

特にヘドロ除去(浚渫)は莫大な費用が掛かりますので、殆どが実施できずに
短期間の天日干しで終わります。
当初はヘドロも硬化し、水を入れても直ぐ混ざり合うことはありませんが、
早晩、軟化し、ヘドロの有機物(主にリンや窒素成分)が水に湧出してい
きます。
そうなると、また元の木阿弥となり、汚濁水質に回帰します。

テレビ報道や新聞記事は、往々にしてその場面のみをセンセーショナルに
表現したり、間違った内容を堂々と記載している場合があります。

水抜きをした「池の水質」が改善し、カワセミが来るようになった、となると
如何にも劇的に水質が改善したかのような表現ですが、
「一時の改善は当たり前」であり、問題はいつまでその状態が継続する
のか?です。
ヘドロが同様にある状態で、他に効果的な浄化対策がないのであれば、
来年の夏は殆ど元の汚濁水質に回帰していると予想されます。
ちなみに、カワセミは多少の汚濁水域でも多く生息しています。

一回の水抜きでも一定程度水質は改善しますが、それだけで恒久的に
良い水質が維持されるものではありません。

やはり、普遍的、恒久的な水質の保全には「池の適切な管理・改善」と
「効果的な水質浄化対策」が必要なのです。

その為の「効果的な水質浄化対策」として必須要件を満たすのが
「グラナ装置」なのです。
グラナ装置は、富栄養化水質やヘドロを改善し、水質を安定的に
保全します。


京都府長岡京市「長岡天満宮:カキツバタ園池と八条が池北池」
導入後16年間水質維持



この池にも「カワセミ」がきます。
カワセミ.jpg


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2017年08月04日

沖縄の公園池で魚の大量死:処置の誤り

今年も特に関西や四国、九州方面が例年にない猛暑が続いています。
そんな中で、昨日の新聞報道で「沖縄総合運動公園内の池」で鯉や
テラピアなど訳1000匹以上が死に、回収した死骸は2トン
トラック5台分に相当する量だったとの記事がありました。
<記事内の写真>
コイ.jpg

そして、その原因と改善対策として、公園担当者の話として下記が記載され
ていました。

●担当者は「もともと池にはいなかった外来種のテラピアが繁殖し、水中の
酸素不足となった。猛暑による水温上昇、菌繁殖での水質悪化などが重なった」
と説明。
今後、池に塩を入れて水質を改善する作業を進めるという。

大量死の原因として、外来種も含め魚が繁殖し水中が酸欠になった。
とありますが、確かに数が多すぎることは、それだけ魚も水中の酸素を
取り入れるため、酸欠の要素にもなりますが、餌や糞の量も多くなり、
水質が「強い富栄養化」になった事が最大の要因と考えられます。 


また、「猛暑による水温上昇、菌繁殖での水質悪化などが重なった」とあります
が、これも、富栄養化水質の中で猛暑による水温上昇となり、貧酸素化が
急激に進み、病原菌等の細菌繁殖が発生したことも重なった」が正しい内容と
考えます。

似ているようでも、内容は全く違い、水質の知識がない記者が書いたものと
理解できます。


一番問題なのは、その改善対策方法です。
「今後、池に塩を入れて水質を改善する作業を進めるという」との事が記載
されていますが、全く誤った方法です。現在魚が大量死している池に塩を入れ
れば、一層汚濁度が増します。

水質の酸欠(貧酸素化)が大きな問題なのですから、溶存酸素の供給が最も
必要であり、最良改善策となります。


このような誤った対策を実施することも問題ですが、それを記事にした場合、
それをマネする人が出ます。

ここではっきりと、注意を促します。
「酸欠で魚が大量死した池には、塩を入れても意味がありません。かえって
水質を汚濁します。改善策は効率曝気による水質の溶存酸素の供給です」


高温となるこの時期は、水質の酸欠による、水質汚濁、アオコ・藻類の増殖
魚の大量死等、様々な水質障害が現れます。
その解決策は、薬剤や塩や微生物剤では解決しません。
「魚体数や餌の管理」等の施設の適切な管理は当然のことですが、「適合する
水質保全対策=酸素供給と水の動きの作成」が最善策です。

弊社は「池の水質の正しい知識、改善対策」を啓蒙、アドバイスいたします。

グラナ装置は、富栄養化水質の改善のための装置です。
DSC01521.JPG

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2017年06月22日

効果の信頼:16年目の熊取町「長池オアシス」

世には様々な池の水質浄化法があります。
凝集剤や塩素等の薬剤、オゾンや殺菌灯等の殺菌装置、〇〇菌等の
微生物浄化剤、撹拌装置やブロワ曝気、噴水、濾過装置、等々。

池の管理者や所有者は、その大小に関わらず、様々な手法を実施した
経験があると思いますし、現在も何らかの手法を実施していることで
しょう。
しかし、上記例の同一浄化手法を10年以上継続している事は稀です。
滝を作り循環システムを作ったとしても、何年か使用で停止してしまう
事が多いのが現実です。

それは、期待ほどの効果がない。効果はあったが継続しない。ランニング
コストが高い。管理の手間が大変。といった理由が主です。

弊社は創業16年目に入っていますが、創業当時の導入装置が、今だ多く
稼動しています。

ここ、大阪府熊取町「長池オアシス」はグラナ装置を大阪府とともに
協同研究し、最終検証を実施した池です。
ため池を大阪府が親水公園として整備しましたが、16年前はアオコ、
アオミドロ、悪臭の3拍子が揃った池でした。

<16年前のアオコ、アオミドロの増殖・水面浮遊状態>
長池4月12日-2.jpg

<グラナ導入後約2か月後の改善状況>
長池6月7日-2.jpg

本来は、検証実施池でしたが、そのまま導入となり16年となります。
この間、農林省の「ため池100選」にも選ばれ、熊取町の誇れる
池となりました。
DSC00144.JPG
DSC00331.JPG

ただ、このように素晴らしい「ため池」改善したのはグラナ装置だけの為
ではありません。
地域の皆さんが、ボランティアで池を適切に管理し、蓮を大事に育ててきた
功績が大です。

特に、中心的に活動されてきたのが「長池オアシス管理会」の中島会長さんです。
DSC00132.JPG
この会長さんがいなければ、色とりどりの「蓮」もありません。
大学の蓮の専門の先生と交流され、新種も作りだし、全国的にも有名に
なりました。
<新種の蓮>
DSC00137.JPG

グラナ装置の保守点検は水質の改善もあり、夏季の稼働となっているため、
今では2年に1度となっています。
会長さんとも長いお付き合いとなりましたが、無事に再会でき親しくお話を
させて頂きました。相変わらずの熱心さには尊敬の念に堪えません。

オーバーホールで装置を引き揚げると、中に泥(ヘドロ)が一定程度あります。
しかし、ここの泥(ヘドロ)は全く悪臭がありません。グラナの装置の影響と
中島会長の適切な蓮の管理によって、泥の中には潤沢な酸素が行き届き、
蓮の葉や花を健康に生育させています。


<引揚装置と中の泥の状態>
DSCN0719.JPG
栄養豊富で、酸素が潤沢な泥は、水にとっても蓮にとっても必要な存在と
なります。水質汚濁の元凶となるヘドロとは全く性質が異なります。

グラナ装置を再稼働させ、保守点検の終了です。
<グラナ装置からの微細気泡の放出>
DSCN0739.JPG

池の浄化装置や手法は、先に記載した下記内容が認識されると継続されません。
@期待ほどの効果がない。
A効果はあったが継続しない。
Bランニングコストが高い。
C装置等の管理の手間が大変。


グラナな装置に保守点検のコストをかけながら16年使用頂いている事は、
装置の信頼であり、弊社の誇りです。

中島会長様とは、また2年後の再開を誓いあいました。

<ユーチューブ映像>


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2017年05月25日

水温上昇期:水深の浅い池の問題点

今年は5月中旬位から、一気に気温が上昇しています。
長期予報でも、今年の夏は非常に高温となり時期が長くなるとの
予報でした。

池の水質も水温上昇とともに、一気に悪化傾向となります。
水質障害も、池の環境や水質により様々症状が変わりますが、
水深の浅い人工池は、特に藻類(主にアオミドロ)が増殖し
水面を浮遊する状態になります。

<導入調査を実施した埼玉県川口市「池」>
DSC01779.JPG
これが、アオミドロです。これからまだ増殖し最悪は水面全体を覆うように
なります。

アオミドロもその水質環境で、発生する種類が相違します。

コンクリート人工池では、透明度が良くとも池の底から発生し、
水面を浮遊するようになります。
<先日導入した、群馬県館林市の名刹の庭園池のアオミドロ>
DSCN0399.JPG
見えずらいですが、水面を茶色く浮遊しているのが種類が違う
アオミドロです。
<拡大写真>
230603 (3).JPG

<館林市の名刹庭園池の設置機種:U型タイプ>
DSC01791.JPG

<装置の設置・稼働>
DSCN0401.JPG

DSCN0403.JPG

繊維の強い緑色のアオミドロの改善は一定の時間を要しますが、次の柔らかい
茶色のアオミドロは、比較的短時間で分解沈降します。1週間ほど状況観察で
どうしても、微細気泡が回らずに残存する場合は、網ですくって除去しますが、
定期的に微細気泡の放出方向を変えたりすると、大体は解消します。

鯉も間もなく微細気泡の周りで遊ぶようになります。
グラナ装置の微細気泡は、錦鯉にもストレスを与えず、健康な
体質にします。
DSC00821.JPG
「池のアオコ、藻類、悪臭の改善には」
<国交省「ネティス」登録技術>
UTK式微細気泡対流攪拌装置
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2017年04月25日

「旧吉田茂邸 庭園池」導入1年後

昨年神奈川県平塚市の「大磯城山公園」に吉田茂元首相の邸宅
が再建され、公開されました。昨年は庭園が整備され完成した際
2か所の池に「グラナ装置」が導入されましたが、1年点検として
先日点検を致しました。

素晴らしい「池」なのですが、2つともコンクリート構造で改修され、
水深が浅いため、昨年のグラナ未稼働時期は藻類(アオミドロ)の
水面浮遊が水質障害として発生していました。
<昨年4月・グラナ未稼働:アオミドロが増殖し水面を覆う状態>
DSC01509.JPG

<水面を覆うアオミドロ近映写真>
DSCN8181.JPG

池の構造上の問題や流入水の水質の問題等、良質な水質管理には問題点が
残っており、管理事務所の園長様はご苦労されておられました。
しかし、可能な管理の実施とグラナ装置の稼働により、今年はアオミドロ
の発生もなく水質も良好に維持され素晴らしい景観となっておりました。

<グラナ稼働後:本年4月の状況:アオミドロ発生なし>
DSC01760.JPG

<グラナ装置稼動写真>
DSC01762.JPG

<メインの池の状態>
DSCN0269.JPG

<グラナ装置稼動写真>DSCN0245.JPG
こちらの池も「アオミドロ発生はなく、良好な水質、景観となっておりました。

やはり、常々主張しております、池の水質は「適切な管理」と
「適合する浄化法」により改善し安定的に維持できるもの、を
実感される池でした。

一般公開の為、朝から大勢来園者が、旧吉田邸の見学と庭園を散策を
しておられました。
神奈川県平塚市「大磯城山公園内 旧吉田邸と庭園」是非来園下さい。

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2017年03月30日

水緩む時期:水温上昇と水質の関係

大阪の今日の最高気温は19度と、春爛漫の気候となり、桜も一気に
開花するものと思われます。

気温が上がり、水温も緩みだすと、池の水質も悪化しだします。
特に水温が15℃以上となると、植物プランクトンが活発に増殖
し始め、水質は緑色傾向になっていきます。
これは、自然の摂理ですので何ら悪い自然現象ではありません。
植物プランクトン・動物プランクトン・小魚・大魚・その他水生生物
水生植物の全てがバランスよく生物循環すれば、自然浄化システムが
機能し、弊社が目指す「良い水」になります。

ただ、人工池はその構造や周辺環境、特定魚類(錦鯉等)の放流等により、
自然のバランスが元々とれた環境ではありません。
結果、水質は「富栄養化」となり、水温上昇とともに、植物プランクトンや
緑藻類・藍藻類等が極端に増殖し、水の色を薄緑色から真緑色に変えていき
透明度は全くなくなり、最悪にはアオミドロの水面浮遊やアオコ・悪臭が
発生するようになります。

次に掲載する写真は、昨年7月に設置した水域の装置稼動写真と
設置後6か月後となる今月3月の保守点検時の写真比較です。
ちなみに、水面の泡はグラナ装置の「泡」ではなく、池造築の
コンクリート成分の影響と水質成分の影響です。

<装置設置時:平成28年7月30日:水温28度:水深80pに設置:V型>
DSC01570.JPG
水質が緑色で装置全体が見えません。ただ、大きな水質障害はありません。

<6か月後の保守点検時:平成29年3月23日:水温5度>
DSCN9765.JPG
水深160pの底まで見える透明度で、装置もはっきり確認できる。

決して、設置時の水質が悪い訳ではありません。7月の高温期を前提とすれば良い方です。
6か月後の3月の水質は、装置稼動による改善効果もあるとはいえ水温が低いことも影
響し透明度が最良となっています。
もう一つ言えば、施設の管理もしっかりしています。

このように、「良い水質」でも水温上昇により、透明度や水質が変化します。
池の水質は決して、透明度が高い水質が「良い水」ではありませんが、やはり
程度の問題、バランスです。

先に記載したように、人工池は元々自然のバランスがとれた環境ではなく、
人為的な問題が大きく影響し、水質は「富栄養化」になり汚濁します。
そして、水質は「貧酸素化」となり、魚が死んだり、アオコや悪臭が
発生したりと「水質障害」となります。

グラナ装置は「透明度」だけを追求する装置ではなく、多くの水生生物、
植物が集える「良い水」に改善、保全することを目指しております。

<導入先:横浜市「こどもの国・蓮池」>
DSC01440.JPG

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2017年01月30日

透明に見せる「池の水」の作り方の疑問

昨日の夜のバラエティー「林修の初耳学」で、また納豆菌を使った
凝集剤で池の水が浄化(透明)になるという内容を放映していました。

納豆菌といわれる浄化剤、微生物剤、薬剤についての見解は、何度か
記載していますので、その都度過去ログの閲覧が増えます。
昨日から今日にかけてやはり、多くの方が閲覧されております。
「納豆菌の浄化」で検索するとトップページに掲載されてます。

従って、敢えて詳しい見解は省きますが、昨日の「納豆菌といわれる
白い粉」は、テレビでも言ってましたが発生する藻や植物プランクトン
を凝集して、底に沈降させる効果を目的に造られた「凝集剤」という薬剤
です。
藻や植物プランクトンは、水の色を「緑色」に着色する為、凝集沈降さ
せれば「透明に見える」ことになります。

しかし、下に沈降した「凝集物」は消えてなくなった訳ではありません。

沈降したものは、凝集剤と藻類等の混合有機物質ですから、取り除かない
限り、底の土や砂と混じってヘドロとなります。

下に沈降するだけでは、一瞬綺麗に見える「水」を作るだけで、
薬効がなくなれば、元の「緑色」に戻ります。
その都度、白い粉を入れ続ければ、池底にその残存物がヘドロとなって
増え続けることになります。
ヘドロは水質悪化の大きな要因ですので、果たして「凝集沈降」が恒久的な
正しい浄化結果になるのかと考えると、疑問です。

そもそも、池は植物プランクトン、動物プランクトン、魚や水生植物、
ヤゴなどの水生動物等、様々生物が生存する事が重要ですし、その生
物循環が「水質の自然浄化」に必要な要素でもあります。
そのような池の内容を「凝集沈降」することにより、漠然と
「透明度が高い綺麗な水」と作ることが最良の事なのか?

「綺麗に見える」ではなく、目指す水は「良い水」です。
何か一つの浄化措置で、改善し、しかも恒久的に維持される
ことはありません。
池の水質は「適切な管理」と「適合する浄化法」の両方の実施により
より改善され、安定的に維持されます。

池の水質改善には何が最も重要であるか?
弊社はそれを科学的、かつ実践的に実施しています。


P1010584.JPG

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2017年01月16日

池の汚濁と外来種繁殖の因果関係:テレビ放映より

昨日のテレビ東京(関西はテレビ大阪)が放映した、「緊急SOS危険生物
外来種から日本を守れ:池の水を全部抜く:〜等々」の内容に一言。

池や川も以前より外来種(魚や亀、カエル等)の増殖問題はあります。
昨今の問題ではありません。ブラックバスやブルーギルは、50年以上
前に日本に入り、30年ほど前には全国に分布するようになりました。
結果、日本の固有種が極端に減少したり、最悪絶滅し生態系に問題が
生じたため、平成16年に「生態系等に係る被害の防止に関する法律」が
発令され、規制されるようになりました。

外来種は大きな問題にもなりますが、琵琶湖含め多くの池では「ブラックバス」
を放流し、「有料釣堀」として経済効果をもたらしている場合もあります。
従って、現実として多くの外来種が厳然と生息している点も含め、全てを罪悪
とするのも問題があります。

さて、番組では水量5万トンの大きな池は、昔は透明度も高く観光客も多かった
のが、今は泥水のように汚濁し誰も寄り付かなくなった、と説明されました。
そして、その原因を「草魚」等の外来種の増殖と説明しておりました。
しかし、水抜きをしたところ、「草魚」は7匹程度、他にも外来種はいたで
しょうが、以外にも多く魚類が跳ねていました。

確かに、以前「草魚」による池の浄化法が流行った時がありました。
草魚は、名の通り「水生植物」を餌にするため、池に大繁殖した「水連」
や「ヒシ」「葦」等を駆除する目的で、放流したものです。
しかし、「藻類」まで餌で食べると、誤った認識から、水生植物ではなく
藻類(水面浮遊のアオミドロ等)が増殖した池にも放流した例が多くあった
ようです。
ちなみに、魚類の餌となる「苔」や「藻」もありますが、水面浮遊のアオミド
ロ等は、餌にはなりません。
「草魚」は一旦放流すると、池のあらゆる水生植物を食べつくしますので、
花を咲かせていた「水連」や「蓮」は全くなくなります。
魚の住みかとなったり、卵を産み付ける「水草」も一切なくなります。
従って、全く味気ない、何にもない「池」になった例が多く存在しました。
さすがに、生態系も崩れ、景観も悪くなったため、今では「草魚」入れる
池はなくなりました。

このように、池の浄化として草魚を入れたり、ホテイアオイ等の水生植物を
入れ、逆に大繁殖し失敗した例は大変多くあります。
池の浄化は、生態系のバランスも重要な要素であり、特定の生き物や水生植物
を入れたら良いというものではありません。
日本は、池の浄化法では多くの「誤り」をしてきましたので、今現在「真の浄化
法」に対する認識と要求が高まっているものと思います。


ちなみに、テレビ放映の池の水質汚濁は、「草魚」の増殖ではなく、
「ヘドロの大量堆積」と高温期の「水質の貧酸素化(酸欠)」が大きな要因と
思われます。
テレビでは、その件は全く触れられていなかったように思います。

外来種を駆除し、生態系の保全に努めることは価値のある事ですが、池の
「水質浄化」とは、意味が違う点があります。外来種駆除も可能な限り
実施すべきですが、それより「ヘドロの堆積」や「水質の貧酸素化」の
改善が重要です。

ただ、ヘドロは砂や土などの「無機物」と枯葉や動植物の死骸、排泄物
、周囲からの入水する様々な「有機物」の混合です。無機物は水質にとって
問題ありませんが、「有機物」が水質汚濁の大きな要因です。
池の水質が何故汚濁し、それを改善するにはどうするか?
それには科学的に正しい知識と、効果的な改善法の知識が必要となります。

弊社はお問い合わせ頂いた方には、基本的な分かりやすい科学的知識も含め
提供し正しい水質浄化の方法をアドバイスいたします。

本年も宜しくお願い致します。

<このような真緑色の池も、正しい知識と浄化法で>
2014051902.jpg

<このように改善します>
鯉(2).jpg

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2016年12月29日

15年目を迎えるにあたり

平成15年1月に、「グラナ装置」の完成と公的認証もって事業化して以来
15年目を迎える事となりました。
この15年、事業の基本としてきたことは、「水質汚濁と改善手法の正しい
知識の啓蒙」です。
現在も水質改善法は様々あります。しかし、中には詐欺的商品、製品もあり、
また、理論は正しくとも現実には効果が無い、といった商品、手法等はまだ
まだ多くあります。

弊社は専門のコンサルから一般の方まで、理解しやすい「水質汚濁知識」
「水質改善知識」、実証により裏付けされた「効果資料」を元に丁寧な説明をし、
納得いただき装置の導入、購入を頂いてまいりました。
つまり、科学的理論とグラナ装置の導入実績、公的実証検証の積み重ねにより、
各方面より評価を頂き、着実に信頼を得てきた15年と考えております。

今後もこのスタンスを変えず、「池の、水質の適切な管理、改善」のアドバイス
そして、「水質汚濁に適した正しい浄化法の提案」を基本とし、グラナ装置の
更なる普及を図りたいと決意しております。

来年度もご愛顧の程、宜しくお願い致します。

<導入先:京都府長岡京市「長岡天満宮:八条が池」>
DSCN7662.JPG

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2016年11月28日

最小池への設置と完成直後の池の管理

グラナ装置は、最小のmini型〜W型まで5機種あり、池の形状等
の実態や予算等に合わせ、機種や数量を提案致しております。
詳しくは、ホームページからご覧願います。

現在まで、最大はダム湖及びその流域に対する設置で、6か所ほど
あります。

最小は水量2tの個人邸宅の人工池でしたが、今般それを超える
最小池に導入しました。
面積が約3.8u・水量約1.4t・水深平均30pの池です。
もちろん、機種はmini型です。
<設置前のmini型と池>
DSC01652.JPG

<mini型拡大写真>
DSC01651.JPG

ご主人が仕事をリタイヤした後、庭にこつこつと手間暇かけ造築した池です。
昨年完成後、錦鯉を入れたところ、直ぐに死んでしまったとの事。
コンクリート造りの池は、出来立てはコンクリート灰汁(アク)が多く
水にも、魚にも悪影響があります。
その灰汁が(アク)が抜けないうちに、魚を入れると死んだり「水の泡立ち」
現象が起きます。

●それが下記の例です。

<池完成直後のグラナ装置稼動後による泡立ち現象:神奈川県内日本庭園池・160u・水量約80t・水深60p:グラナU型・28年4月設置>
DSCN7444.JPG

<同池にて、滝も同様に泡立ち現象が起きます>
DSCN7466.JPG

つまり、コンクリート池は、コンクリート灰汁(アク)が抜けるまでは、何度か
水交換をしたり、池に藁(わら)を入れて「灰汁取り」等をしないと、魚が死んだり
写真のような、洗剤のような泡立ちが当分消えない状態になります。

今般導入したご主人にお話しましたら、納得されておりました。
ご主人も色々工夫されており、その後は魚のへい死はないようですが、
水の透明度を改善したいとの目的でグラナ装置の導入となりました。
<グラナ設置後の稼働写真>
DSCN9210.JPG

確かに水質は緑色です。これは植物プランクトンの色です。自然の摂理として
ある程度は仕方がありません。

池の透明度改善には「効果的な浄化法の実施」と「適切な池の管理」の両面実施
が必要であり、ご主人には、幾つかの管理ポイントをアドバイスしました。
そのアドバイスの実施とグラナ装置の稼働で、改善されていくものと思います。

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2016年10月05日

記録的な猛暑そして台風と長雨 池の水質は

今年は8月中旬までは猛暑日記録が続き、8月後半から台風と長雨で
9月の日照時間は最短記録とのこと。何れも記録ずくめでしたが、
おかげで、不快な蒸し暑さが長く続きました。
今回の台風18号が最後となり、気温も低下となり爽やかな秋に
なって欲しいものです。もう10月になったのですから・・・。

この8月から10月初旬までの異常とも思える、台風、大雨の為
池の水質も例年とは相違する水環境となり、水質の汚濁が強まった
池が多くありました。

特に水深が浅く(1m〜1.5m程度)、面積が広い池(1000u以上)では
、池底のヘドロが台風や大雨で度々大きく巻き上げれら、水質全体が
常態的に強い「富栄養化」となり、そこに晴れると30℃以上の蒸し暑
さが襲い掛かったため、グラナ装置が稼働している池でも、一過的に
アオコの発生するケースがありました。
アオコ.JPG

過去にない厳しい水質環境となった池が多くあったとはいえ当然グラナ装置
の継続稼動でアオコは改善するのですが、アオコが収まると赤潮が発生した
という水域もあり、私としては初めての経験でした。
淡水赤潮写真.jpg

水質は悪化要因が強いと、良化水域も悪化しますが、良化傾向が強くなると、
悪化水域を良化していきます。
悪化にしろ、良化にしろ、その強さによりその傾向が全体に転写していく
のが水の特性です。
従って、水や自然は継続的なものですから、一過的に悪化、良化しても一喜一憂
しない事が重要です。
急激に悪化しても、グラナ装置が稼働していたら、1週間程度で良化するはずです。

池の水質や生態系も天候や自然環境の影響で様々変異していきますので、
ユーザーヘのアドバイスや装置機能の向上には、一層経験値が必要となります。
これからも多くのご要望にお応えできるよう経験値を増やし、技術の向上を
図って参ります。

IMGP1323.jpg

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2016年08月26日

記録的な猛暑でのグラナ装置導入先の水質

大阪は35度以上の猛暑日が昨日で22日連続となり、記録
となりました。

大阪市内の日中は、道路がフライパンのように熱し、歩くと周囲を高熱に囲
まれている気分となります。

局地的なゲリラ雨はあったとしても、全体的な降雨は少なく、ため池や公園池
の水位も低下し、水質は非常に厳しい環境となっています。

昨日も外は40度近い猛暑でしたが、グラナ装置設置池を3か所点検をしました。

1か所目:午前11時頃
<大阪府島本町「御所ヶ池:水量約15000t」>

DSC01575.JPG

DSC01574.JPG
●水位はかなり下がっているが、アオコ・藻類・悪臭等の発生はなし。
 一定の透明度もあり非常に良好な水質となっている。


2か所目:午前12時頃
<京都府長岡京市「長岡天満宮カキツバタ園池:水量約1200t」

DSC01576.JPG

DSC01584.JPG
●やはり水位は大幅に減少し、水深は30p〜40p程度となっている。
通常この低い水深ではアオミドロ等の藻類が水面を覆うように発生するが、
池底に多少ある程度で、透明度も良く最良の水質となっている。


3か所目:午後1時頃
<京都府長岡京市「馬が池公園池:水量約200t」>

DSC01591.JPG

DSC01590.JPG
●この池は水位が下がると農業用水が入る為、水深は通常の約50p程度
を維持している。透明度は最良であり、アオミドロ・アオコの発生は全くなし。
魚の姿もはっきり見える


このように、点検3池は、何れもアオコ・藻類・悪臭は全くなく、水質は
最良の状態を維持しておりました。


ちなみに、グラナ装置が導入されていない、長岡天満宮八条が池南池は
かなり厳しいアオコの発生が確認されました。


「グラナ導入なしの長岡天満宮八条が池南池のアオコ状況」
DSCN8835.JPG

DSCN8838.JPG
●このようにペンキ状のアオコが水面を覆う状態となっています。
周辺で何の措置もしていない池は、アオミドロやアオコの水面浮遊
そして、悪臭もある状態が多く見られました。

このようにグラナ装置の効果は、導入先から高く評価され、長く使用頂いています。

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