外来種から日本を守れ:池の水を全部抜く:〜等々」の内容に一言。
池や川も以前より外来種(魚や亀、カエル等)の増殖問題はあります。
昨今の問題ではありません。ブラックバスやブルーギルは、50年以上
前に日本に入り、30年ほど前には全国に分布するようになりました。
結果、日本の固有種が極端に減少したり、最悪絶滅し生態系に問題が
生じたため、平成16年に「生態系等に係る被害の防止に関する法律」が
発令され、規制されるようになりました。
外来種は大きな問題にもなりますが、琵琶湖含め多くの池では「ブラックバス」
を放流し、「有料釣堀」として経済効果をもたらしている場合もあります。
従って、現実として多くの外来種が厳然と生息している点も含め、全てを罪悪
とするのも問題があります。
さて、番組では水量5万トンの大きな池は、昔は透明度も高く観光客も多かった
のが、今は泥水のように汚濁し誰も寄り付かなくなった、と説明されました。
そして、その原因を「草魚」等の外来種の増殖と説明しておりました。
しかし、水抜きをしたところ、「草魚」は7匹程度、他にも外来種はいたで
しょうが、以外にも多く魚類が跳ねていました。
確かに、以前「草魚」による池の浄化法が流行った時がありました。
草魚は、名の通り「水生植物」を餌にするため、池に大繁殖した「水連」
や「ヒシ」「葦」等を駆除する目的で、放流したものです。
しかし、「藻類」まで餌で食べると、誤った認識から、水生植物ではなく
藻類(水面浮遊のアオミドロ等)が増殖した池にも放流した例が多くあった
ようです。
ちなみに、魚類の餌となる「苔」や「藻」もありますが、水面浮遊のアオミド
ロ等は、餌にはなりません。
「草魚」は一旦放流すると、池のあらゆる水生植物を食べつくしますので、
花を咲かせていた「水連」や「蓮」は全くなくなります。
魚の住みかとなったり、卵を産み付ける「水草」も一切なくなります。
従って、全く味気ない、何にもない「池」になった例が多く存在しました。
さすがに、生態系も崩れ、景観も悪くなったため、今では「草魚」入れる
池はなくなりました。
このように、池の浄化として草魚を入れたり、ホテイアオイ等の水生植物を
入れ、逆に大繁殖し失敗した例は大変多くあります。
池の浄化は、生態系のバランスも重要な要素であり、特定の生き物や水生植物
を入れたら良いというものではありません。
日本は、池の浄化法では多くの「誤り」をしてきましたので、今現在「真の浄化
法」に対する認識と要求が高まっているものと思います。
ちなみに、テレビ放映の池の水質汚濁は、「草魚」の増殖ではなく、
「ヘドロの大量堆積」と高温期の「水質の貧酸素化(酸欠)」が大きな要因と
思われます。
テレビでは、その件は全く触れられていなかったように思います。
外来種を駆除し、生態系の保全に努めることは価値のある事ですが、池の
「水質浄化」とは、意味が違う点があります。外来種駆除も可能な限り
実施すべきですが、それより「ヘドロの堆積」や「水質の貧酸素化」の
改善が重要です。
ただ、ヘドロは砂や土などの「無機物」と枯葉や動植物の死骸、排泄物
、周囲からの入水する様々な「有機物」の混合です。無機物は水質にとって
問題ありませんが、「有機物」が水質汚濁の大きな要因です。
池の水質が何故汚濁し、それを改善するにはどうするか?
それには科学的に正しい知識と、効果的な改善法の知識が必要となります。
弊社はお問い合わせ頂いた方には、基本的な分かりやすい科学的知識も含め
提供し正しい水質浄化の方法をアドバイスいたします。
本年も宜しくお願い致します。
<このような真緑色の池も、正しい知識と浄化法で>

<このように改善します>

「池のアオコ、藻類、悪臭の改善には」
<国交省「ネティス」登録技術>
UTK式微細気泡対流攪拌装置
水質・生物活性化装置「グラナ」
ホームページはこちら
http://www.utkgrana.com/
<お問い合わせは>
製造元:株式会社UTK
п@06-6363-5710
e-mail tanaka@utkgrana.com
担当:田中
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